拝啓、前略、親愛なるテテコ様-。

(*˙˘˙) 下ネタじゃねーか…。

8。カエルの唄。

かつてはテテコもプロの『オナニスト』でした。

思い返せば色々ありましたよ。

結構な無茶もしてきました。

高い所に登ってね。
まぁ、押し入れの2段目なんだけどね。
イク寸前で飛び降りたりとかね。

う、イク! 
ピョン、て。
着地、ドスン!
ビクン、ビクンて。

悪い事もした。

靴下に欲情したりしてね。

片方の靴下に、見せ付けるようにして、もう片方の靴下を犯したりとかねしてね。
もう、旦那の目の前でレイプシリーズ。

左靴下『や、止めてくれ!!
テチコ『へへ、どうだ? 旦那の目の前で裏表にされた気分は?
右靴下『いや! 縫い目が、縫い目が、見ないでアナタ!!

無意味なこともさ、若さの勢いに任せて散々やった。

夕方になると町内に流れる時報って、分かる?
季節で時間帯が変わるのだけどさ、『午後5時になりましたー』って、複数のスピーカーから発信されて、追走曲みたいに、『5時に(5時に)、なりました(なりましたー)』って、チャイムとか音楽が流れて、良い子のみんなー、帰ろーぜー!! ってやつ。

うん。
パンツを脱いで待った、あの冬。

時刻は午後4時55分くらい。
部屋には1人。
下半身をさらして仁王立ち。
寒くはない。
ウォーミングアップは済んでいる。
もしも、『もしも自分がタンポンに生まれ変わったら』って妄想で下半身は熱い。
アッツアツ。
仁王立ちと言うか、3本目も立っていると言うか。

ルールは簡単だ。
時報が鳴ると同時に始め、時報が終わる前にすべてを完遂させる。
時報が鳴るまではノータッチ。
高まる鼓動。
入り乱れる期待と欲望。

やれんのかテテコ?
テテコやれんのか?

-やってやんよッ!!

左手にティッシュ。
右手には夢。

と、その時、不意に鳴り出したチャイム。

来た!!

そして見切った!!

時報の開始と同時に、コスッた。コスッた。
もう、コスッた、イッた、の早業ですよ。

ビリー・ザ・キッドも腰を抜かす早撃ち。
いや、ビリー・ザ・キッドが腰を抜かす前にヌイちゃってる感。

荒れた呼吸をゆっくりと整えながら、まだ鳴り止まぬ時報を耳にする。

あ、嗚呼…。と。

あ、嗚呼…。と。

出し切った達成感。
色んな意味で出し切った達成感に浸りながら、時報、『帰りましょう(帰りましょう)

あ、嗚呼…。と。

あ、嗚呼…。と。

帰りな、良い子のみんな。
遊んだかい?
楽しかったかい?
はしゃいだかい?

まぁ(まぁ)、テテコの方が(テテコの方が)はしゃいだけどな(はしゃいだけどな…)…。